人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Facciamo una pausa♪

apri101.exblog.jp

イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

ブログトップ

パシフィック・ミュージック・フェスティバル

この時期恒例のPMF、パシフィック・ミュージック・フェスティバル。
札幌でのオープニングのあと、いつもなら東京でのオケの公演はこの催しの最後、8月に入ってから、なのですが、今年は指揮者の都合なのか、始まってすぐの今日、オーチャードホールで演奏会がありました。

今年の指揮者は、リッカルド・ムーティ
チケットは早々に完売。
当日券もなし。
よかった、早く手に入れておいて~

実はリッカルド・ムーティ、初めて聴きます。自慢じゃないですが。。。
彼が指揮をする演奏会はとても高くて手が出ません。
ご招待でもない限り、無理。。。
でも、今日はPMFですから~

毎年、教授陣のウィーン・フィルのメンバーもオケの演奏会には参加せず、ウィーンへ戻っていたのですが、今年は東京公演が最初となった関係なのか、ムーティの希望なのか、ちゃんとオケに参加でした。

凄い面々がオケの各パートのトップに座り、豪華な演奏会。

指揮のムーティですが、なんて優雅なんでしょうね~
激しい動きはしないのに、オケはきちんと統率が取れていて、うるさく指示を出していないのに(ように見えた)、オーケストラは破綻することなく、美しい音色を響かせていました。
さすがです。
最近、やたらと身体を動かす指揮者の演奏会ばかり続いたので、こんなに優雅な指揮で音楽が聴けるということがとても嬉しい一夜でした。

帰りに夫と
「昔の指揮者はムーティみたいに優雅だったよね~。フルトヴェングラーなんて、指揮棒が動いているのかどうなのかすらわからないような静かな指揮ぶりだったのに。最近はそんなに身体を動かさないとオケを掌握できないの?って言うくらい煩い指揮者が多くて、嫌ね」
と話しましたが、本当に最近の指揮者は動きが煩い人が多い中、ムーティは決して煩くなく、それでも的確な指揮で、オケを完全に掌握していて、素敵でした。

帰り、出口でPMFの事務局の方にお目にかかりましたが、その方が「アカデミーのメンバーたちは、天国にいるような至福の数日間だった、と言っている」とおっしゃいました。
確かにムーティとオケの練習が出来るという栄誉、学生たちにとってはそれはもう何ものにも変えがたい時間だったに違いありません。

今年の東京公演のプログラム

ヴェルデイ:「運命の力」序曲
モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調K.314
       オーボエ:マルティン・ガブリエル
シューベルト:交響曲第8番ハ長調「ザ・グレート」D.944

さて、16日は第一生命ホールでPMFウィーンの室内楽の演奏会。
こちらは教授陣のウィーン・フィルのメンバーたちの演奏会です。
楽しみです♪
by ank-nefertiti | 2007-07-12 01:18 | 音楽

by 杏