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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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小山実稚恵 25周年記念演奏会

実稚恵さんが本格的にピアニストとしてデビューしてから、今年で25周年を迎えます。

今日、その記念のコンサートがサントリーホールでありました。

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5年前の20周年の時は、やはりサントリーホールでチャイコフスキー、ショパン、スクリャービン、ラフマニノフのコンチェルトを2夜にわたって演奏し、1夜目のチャイコフスキーとショパンのコンチェルトの演奏会は、その年の芸術大賞に選ばれています。
今年の25周年のプログラムは、ブラームス。
ブラームスの1番、2番のコンチェルトを一晩で演奏するという、男性ピアニストでも大変なプログラム!

仕事のあと、OTOSANと出かけてきました。

今回の指揮は芸大の同期生である、大野和士さん。
上野の森で同時期に学んだ二人。
一人は世界的指揮者となり、一人は世界的ピアニストに。
二人の共演はとても楽しみでした。

1曲目の1番のコンチェルト。
あ~、実稚恵さん、硬い~!
プログラムの「25周年コンサートによせて」で、実稚恵さん自らが述べている「一番遠いところにいる作曲家」だったブラームス。
何年も演奏することを避けてきたブラームス。
10年前に始めたブラームスの室内楽曲の全曲演奏から、次第にその音楽のとりことなったブラームス。
そんな思いが交錯しているのか、いつになく硬い演奏。

で・・・
何が間違いかといって、東京都交響楽団をオケに選んだこと。
指揮者は最高、ピアニストも最高。
だけど、オケは×!!!
1番はオケの音色も酷くて、なんで日フィルじゃないのかな・・・

何がどうしたらそうなるのか、限りなく???ですが、弦がパートごとの音色がまるでそろっておらず、全体がもわ~とした感じ。
はっきり言って、音が汚い。
大野さんが必至で立て直そうとするのですが、これはもう指揮者の問題ではなくて、オケの力量に問題がある、と思いました。
ええ、生意気ですが・・・^^;

ただ、小山実稚恵がすごいのは、1楽章はともかく2楽章では完全に自分の世界でピアノを弾いたこと。

休憩をはさんで、「大学祝典序曲」がオケで演奏されました。
あ、なんてタイムリー!
今日、仲良しのmayumiさんの息子ちゃんがある大学を受験していたのです!
この曲を聴いて、「mayumiさん~、もう息子ちゃんは合格よ!」って思いました。
この曲、私の世代には懐かしい曲です。
ラジオの「大学受験講座」のテーマ曲でしたから!

そして、2番のコンチェルト!
オケは相変わらずで(そう急には変われない!)したが、実稚恵さんのピアノは1番と断然違っていました。
1番を弾き終わって、力が抜けたのか、いつもの実稚恵さんのピアノにすっかり戻りました。
2番は1番に比べて、コケティッシュなパートがあったりで、そういう演奏は断然上手い実稚恵さんです。
音色も美しく、キラキラとして、大野さんとの息もぴったりで!

演奏後、サントリーホールは割れるような拍手♪
1番の時とはあきらかに違う拍手の音!
ステージの上の実稚恵さんも、本当に満足そうな笑顔でした。

東京の聴衆の耳は本当に肥えています。
2番の演奏後の拍手は、心から感歎し、ソリストにとってこれ以上のご褒美はない、という拍手でした。
またそれほど実稚恵さんの2番の演奏は素晴らしかった!

ああ、これでオケがもっとよかったら・・・
そこだけが本当に残念!!!
帰ってきたら、教育TVでウィーン・フィルのベートーベン演奏会を放送していました。
思わず「お耳直し」をしてしまいましたよ~^^;
あ~、ウィーンのオケの音色のなんて美しいことでしょう!
都響、練習しなさい!!!ってウィーンと都響を比べる方が間違いですけどねえ>苦笑


実稚恵さんの25年の日々は、努力の日々だったに違いありません。
もって生まれた才能は、磨かなければ光らない。
一度輝いた才能の光を消さないためには、努力しかない。
そんな日々が続いていたのだなと思いました。

これからのピアニスト小山実稚恵は、どこまで進化するのでしょう。
本当に楽しみです。

演奏会の後、実稚恵さんのご主人様にお目にかかったので、25周年のお祝いを申し上げました。
素晴らしったです!という私どもの言葉に、ご主人様は「ありがとうございます。最後まで頑張って弾きましたから、それはよかったです」なんて厳しい言葉をおっしゃいました。
あれ?実稚恵さんにとってもしかすると一番怖い評論家はご主人様???
by ank-nefertiti | 2010-09-04 01:04 | 音楽