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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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イタリア映画祭 2013

連休のお楽しみは毎年恒例になった「イタリア映画祭」

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かなりの本数が上映されます。
そして毎年どの作品を観ようか?と悩み・・・

今年は2本観ることにしました。

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1本目は、「フォンターナ広場 イタリアの陰謀」

1969年の秋、いわゆるイタリアの「暑い秋」にミラノのフォンターナ広場にあるイタリア農業銀行で起こった爆破事件をドキュメンタリータッチのドラマに仕立てた作品。
1968年の「パリ五月革命」を受けて、イタリアにも広がった労働者たちの運動が激化し、それを収集させようとする政府の思惑などが縦横に織り込まれた作品です。

大後悔だったのは、この時代のイタリアの状況をもっと勉強してから観ればよかった、ということ。
おぼろげにイタリアがこの時代どういう状況にあったかはわかっていたけれど、あくまでそういう時代であった、という知識だけ。
もう少し、いえもっときちんと理解して観たら本当によかったのに・・・と残念でなりませんでした。

農業銀行の爆破犯としてアナーキストたちが捜査の対象になり、というよりも最初から警察はアナーキストの仕業だと決めてかかっての捜査が展開されます。
担当警視のカラブレージは、日ごろから接点のある犯人と目されているピネッリは犯人ではないのではないか?と思いながら、勾留し、取り調べを始めます。
ところが、カラブレージが席を外したわずかな時間に、何故かピネッリは捜査室の窓から墜落し、死亡してしまいます。
カラブレージは殺人者呼ばわりをされ、訴訟まで起こされますが、毅然と捜査を黙々と行い、途中で爆破事件の真実に近い所まで迫りますが、殺害されてしまうところで映画は終わります。

映画の冒頭に、のちにテロリスト「赤い旅団」に拉致され殺害される「モロ元首相」が、教会で神父に話をするシーンが出てきますが、そこでモロ元首相が神父に話す内容が、この事件の真の犯人は国家ではないのか?と思わせていて、捜査途中で殺害されたカラブレージが、あるとことまで真実に近づいていたことを併せて考えると、労働者たちの闘争と、アナーキスト、戦後何十年も経ってまだ残るファシストたちをもすべて0にしてしまおうという、国家の陰謀だったのではないか?と思いながら最後観ました。

非常に重い内容の映画で、この映画祭だけでなく、きちんと上映してくれたらよいのになぁと(ヒットはしないでしょうが)思いました。
時代の流れにもみくちゃにされる民衆のやるせなさ、国家という組織の中にいて、自分が信じてきたものと違うことに利用されているのではないか?と思いながら仕事をするカラブレージの煩悶と、帰り道がなんとも辛い映画ではありました。


そして、2本目は1本目とはうって変わって!
「天国は満席」

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ひょんなことからルームシェアをするはめになった、イタリア中年男3人の人生模様。
抱腹絶倒、のちしんみり・・・

かつては敏腕の音楽プロデューサーだったのに、今ではしがないレコード店経営のウリセ、そしてまた音楽評論家として名前が売れていたのに、今では芸能レポーターとなってしまったフルヴィオ、そして不動産会社の営業マンドメニコ。
3人に共通しているのは離婚歴。
離婚を機に一気に経済的に苦しくなった3人。
たまたまドメニコの不動産会社が広告を出していたアパートをウリセとフルヴィオが同時に見に行き、営業のドメニコと知り合うところから映画は始まります。
1人では家賃が払えない3人は、ドメニコの提案で共同生活を行うことになりますが、それはもう一筋縄ではいなかい中年男3人、あちらこちらでぶつかり合い・・・
それでも一緒に暮らしていると不思議なもので、どこかで仲間意識も出てきます。

離れ離れに暮らしているそれぞれの子ども達が引き起こす問題や、新しい恋人とのなんともおかしな関係や、それらに真面目に奔走する3人の姿がどこか可愛らしく描かれて、これぞイタリア映画!と思わせる作品。

椅子から落ちるかと思う位に笑いました。

正反対の内容の映画2本。
今年のイタリア映画祭、まだまだ観たかった作品はあるのですけれど、ひとまずは選択に間違いはなかったかな?と思います。

さて!
明日から仕事です。
5日間、ひたすら遊びました。
正直に言うと、もう少し遊んでいたいけれど、そうも言ってはいられない!ので、明日からまた仕事に頑張ります^^



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by ank-nefertiti | 2013-05-06 18:04 | 観劇・映画