Facciamo una pausa♪

apri101.exblog.jp

イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

ブログトップ

薔薇の名前

「天使の舞いおりるところ」で、「ようやくウンベルト・エーコの『薔薇の名前』の翻訳が出たので・・・」という文章があり、確か映画にもなっていたよね?とamazonへ行ってみたら、ウィークエンドセールとやらで、980円!
思わず、ポチッ>苦笑

今日は雨模様で、午前中に家事を終えて、夕飯の買い物もしてしまったので、午後どっぷり!とこの映画にはまりました。

e0116960_1747594.jpg


時代は中世。
舞台は北イタリアのベネディクト派の修道院。

その修道院へ教皇とフランチェスコ会の「清貧論争」のためにやってきたフランチェスコ会の修道士ウィリアムと弟子のアドソ。

彼らが到着する直前に起こっていた修道士で細密画家のアデルモ死亡事件。

ウィリアムは、旧知の修道院長アッボーネから事件を解き明かしてほしいと懇願され、アドソと共に調査に乗り出します。

が・・・
次々と起こる修道士の死亡事件。
明らかに殺人と思われる事件と事故死と思われる事件と・・・
修道士たちが混乱を極める修道院へ「異端審問官」がやってきて・・・

原作者のエーコが、記号論哲学者であり、中世研究家でもあるので、あちこちに記号論や聖書研究、キリスト教の諸問題などが散りばめられていて、非常に知的なミステリーに仕上がっています。

アドソが、貧しい村娘と生涯でただ一度経験する恋、それもこの映画の背景に重要な位置を占めていて、映画の最後に本来はあるアドソの言葉

「薔薇は神の付けたる名にして、我らが薔薇は、名も無き薔薇なり」

残念ながらDVDではこの言葉がカットされているのですが(なんで???これがないと意味不明になるのに?)、このアドソの言葉にこそこの映画というか原作に込められたエーコの真意があるように思えます。

そしてこれもカットされていますが、ウィリアムが言う

「枯れてもなお残るは薔薇の名前」

この言葉も深い意味を持っていると思えます。(本当になんでカットしたんだか?)

あ、この言葉があるとわかっているのは、DVDにおまけについている映画の製作ドキュメンタリーに出てくるから・・・なんですけど^^

殺人犯が誰なのか、途中でもしかして?と思いましたが、正解!でした。

映画の中で出てくる中世のキリスト教の豪華な写本の数々も見ごたえがあります。

ウィリアム役のショーン・コネリーが秀逸で、アドソ役の若いクリスチャン・スレイターも清々しくてよかった^^

未見の方には断然お勧めです♪

翻訳された原作、読みたい~^^


にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
人気ブログランキングへ

参加することにしました。
ポチ!っとして下さったら嬉しいです♪
by ank-nefertiti | 2012-02-25 18:16 | 観劇・映画