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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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外海 「沈黙」の世界へ・・・

長崎の旅、2日目は平戸から佐世保へ、そして西海大橋を渡って、長崎市の外海(そとめ)へ。

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外海、ここは、遠藤周作の名作「沈黙」の舞台となったところです。

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この地を愛した遠藤周作の文学館が、海に面した高台にありました。
今回時間がなくて、中に入れなかったのが心残りですが、それはまた次回のお楽しみに^^

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大野教会。
この教会は、マルク・マリー・ド・ロ(Marc Marie de Rotz, 1840年 - 1914年)神父によって、明治14年から20年にかけて建てられた平屋の教会で、設計も施工指導もド・ロ神父が行ったと言われています。
教会の壁は、玄武岩を積んで出来ており、ド・ロ壁とも言われる独特の技法用いられています。

外海は、「沈黙」で描かれるように外海に面していて、禁教令が出ていた江戸時代に海からこの地に上陸した神父たちによって布教活動が盛んに行われたところで、その歴史のなかで、明治維新により禁教令がなくなり、信仰の自由がもたらされた当地の人々が、ド・ロ神父の指導で自分たちの教会を誰にはばかることなく建てることができた、そんな喜びに満ちた雰囲気を持った大野教会。

本当に小さな小さな、そしてとても素朴で質素な教会ですが、そこには本当のイエスの教えがあるようで、静かに大野郷の山間に建つ姿に、とても感動しました。

そして

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出津教会。
ド・ロ神父が活動の拠点として、明治14年から15年にかけて建てた教会。
大きな教会で、この教会の近くには、ド・ロ神父の出津救助院の跡など、神父にゆかりの史跡が多く残っていますが、残念ながら救助院他の史跡は修復工事中で、見ることが出来ませんでした。

ド・ロ神父は日本にパスタを持ち込んだ人でもあり、この地でパスタ工場を作り、そのほかにも鰯
網の工場やら私財を投じて、貧しい外海の人々のために献身的に活動をした人でもあります。

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教会の近くに建つ、記念館の前にあるド・ロ神父の像。

この地にはほかにもそれこそ沈黙の舞台である黒崎に建つ「黒崎教会」があるのですが、大野教会でとても感動してしまった3人は、黒崎教会の存在をすっかり忘れ、外海を後にしました。
文学館とともに、次回への宿題です^^;

外海は、絶対に訪れたいところでした。
「沈黙」は、とても好きな作品で、この小説は本当に世界でももっと評価されてよく、ええ、今ノーベル賞候補とか騒がれている某村上のあのかるーい作品などとは比べることもできない、そりゃ遠藤周作に失礼だろう!と、私は思います。
そして、その作品の舞台となったところである外海、遠藤周作が最初にこの作品につけた題名は「日向のにおい」というのですが、ここへきて、その題名にした意味が分かるような気がしました。

ついでに薀蓄を語れば、なんで「沈黙」という題名になったのかと言えば、当時の編集者が読めなかったから・・・です。
あろうことか「ひなたのにおい」を「ひゅうがのにおい」と読んだのです。
意味が全然違う!
あまりのことに遠藤周作は、題名を誰でも読めるように「沈黙」とした、と彼のエッセーで読んだことがあります。

此処も車がないと行くのにとても不便なところなのですが、saikaiさんのおかげで訪ねることができました。
次回、ここを訪ねることが出来たら・・・
1日ここだけ、外海だけを歩きたいと思うところです。



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by ank-nefertiti | 2011-09-01 01:29 |