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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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通貨オプション取引

ある法人の破産案件を担当することになって、何が破産の原因?と聞いてみたら

「通貨オプション取引で大損しました」

という答え。

なんです、それは???

いや、恥をさらすようですが、私はというか我が家は、株とか先物取引とかファンドとか、いわゆる利殖に関連するものとは縁がなく、otosanはいろんなことを知っているのだけれど、私は縁のないものなので、そんなものが世の中に存在することすら知らなかった、「通貨オプション取引」

まあ個人ではあまり関係ないもの・・・のようですが・・・

とにかく何のことやらさっぱり???なので、調べてみることに・・・

はは、まるでわからない>大汗;

そもそも出てくる言葉が・・・頼むから日本語使って!!!

実は2年前にも倒産した会社の法的整理の事務を担当したのだけれど、その会社の社長の口から出てくる言葉を理解するのが大変で・・・
何かというと英語というのか、なんというのか・・・
「吸収合併」とか「会社買い取り」とか言ってよ!と思ったことを思い出しました。

今回も

「顧客(中小企業)が外貨のコール・円プットオプションを購入し、銀行に外貨プット・円コールオプションを売却している点、銀行に売却したオプションの取引金額が顧客の購入したオプションの取引金額の2~3倍に設定されている点(これを「レシオ」という)はほぼ共通」

とか

「銀行側は為替リスクをヘッジするための商品として勧誘」

とか

「顧客が購入したオプションにノックアウト条項(権利消滅事由)が付加されていたり、銀行に売却したオプションにノックイン条項(権利発生事由)が付加されているケースがあり」

「顧客が売却したオプションは円高になると損失無限定のリスクを負わされ、レシオの影響で損失は2~3倍に膨らみ、為替リスクのヘッジになるどころか、逆に為替リスクを負担」

                                       各引用は「金融取引.com」より。 

引用したものは、非常に噛み砕いて(これでも)書いてあるのだけれど、それでも、こういう世界に縁のなるでない私には、「なんじゃらほい?」

そもそも、なんでそのようなものを銀行が顧客に売るのか???からして、理解不能。

しかし・・・
今日、いろんなものを読んでいるうちに、理解できたことが。
これって、銀行は多額の手数料が入るんだ・・・
で、自分は絶対に損をしない仕組みなんだ・・・

クライアントが持ってきた契約書を隅から隅までずずずい~っとよく読むと、まあなんでこんな銀行にだけ有利な契約に判を押したのよ!!!と言いたくなる内容で、銀行、これってある種の詐欺じゃないの???

とにかく5年なら5年の契約で、途中であまりに損益がでるので、解約したいと思うと、これまたとんでもない違約金が発生し、それまでの損害と違約金とのダブルパンチになるので、契約者は傷口が大きくなるのを知りながら、5年の契約満了を待っているケースが多いようで、だけど、その時に利益が出ているか、と言えば、そんなものは稀で、かなりの契約者が被害を受けているらしい・・・のだ・・・

これに対して金融庁が、まずいよ・・・と言いだしたのが去年の1月。
それまで、この取引は銀行有利なまま放置されていた・・・

いくら取引銀行が売り込んできても、この仕組みをきちんと理解して、断然No!と言い続けることが出来た会社は被害に合わないのかもしれないけれど、そもそもこの仕組みをきちんと理解できた中小企業はどれだけあるのだろう?
確かに自己責任なのかもしれないけれど、説明不足というのか、最初から説明するつもりがあったんだろうか?と思うような契約書で、この不景気の世の中、何とか会社を生きのびさせたいと思う経営者が、取引銀行の担当者から美味しい分部だけを耳に入れられたら、そりゃ飛びつくかもねぇ、と思った。

銀行は、取引によって顧客に発生した損害を、「貸付金」として振り替えて、違約金とともに取り立てを行い、なにがなんだかわからないままに借入金が膨らんで、今回のクライアントのように法的整理となる中小企業がかなりの数に上るらしいことも分かった・・・

なんだか弱いものだけが損を見る世の中。
あ~、やだやだ!!!

で、この事案の事務を担当するのも・・・かなり気がめいる。
いっそ破産となったら、その申立て書面には、すべて銀行が悪い!と書くしかないかな・・・
しかし、最近の東京地裁破産部、そんな簡単な書面で許してくれるわけもなく。
おまけに管財人が付くし、そうなるともう重箱の隅をつつくようにいろんなこと言ってくるのは目に見える・・・

そして、クライアントが柳の下のドジョウを狙ったことも確かなんだよね・・・
どっちもどっちかな・・・

これからも私、というか我が家はこういう世界には絶対に縁がないと思うけれど、無ければその方がよいのかもしれない。
一生お金持ちにはなれませんが>苦笑



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by ank-nefertiti | 2011-08-11 01:19 | 考えること