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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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矜持

なにから書こうか・・・
なにから書いてもかなり過激な文章になる・・・

だけれども、今回ばかりは書いておきたい、と思いました。
ああ完全に退かれちゃうなぁ・・・とも考えましたが・・・
それでも書いておきたい、許せないという思いの方が勝ちました。

3月11日に東北地方を襲ったマグニチュード9という未曽有の大地震とそれに伴う大津波。
被害にあったのは、岩手、宮城、福島の太平洋岸。
とくに岩手の被害にあった地域には親しい方たちが数多くいらして、奇跡的に連絡が取れた方もいますが、まだ連絡が取れない方もたくさんいます。

宮城には娘の大学時代の友人がたくさんいて、かなりの方と連絡がとれましたが、松島と名取に暮らすお友達とは未だ連絡がとれていません。

そして、TVに映し出される被災地の、この世のものとは思えぬ変わり果てた姿に、ただもう言葉もなく見入るばかりな自分に腹が立ちます。
そんなこともあって、今回の大地震と大津波については、もう何も書くまいと思っていたのです。

ですが、これだけの大災害すら自分のイメージアップに利用しようとしている人がいるのを目の当たりにして、私は心底腹がたちました。

被災地にはいまだライフラインが復活していません。
盛岡の友人と先日ようやく電話で話すことができたとき、彼女が言ったのは

「電気が通ってTVを見て初めて知ったのよ。岩手の海岸沿いの悲惨な様子を・・・。なんの情報もなく、新聞で写真を見てもピンとこなかった。だけど、TVの映像を見て、自分たちは内陸で、凄く揺れてそれはもう恐ろしかったけれど、こうして元気でいられることがなんて運がよかったんだろう!って心底思った、沿岸部のみなさんのあの悲惨な様子、同じ県民でこの違い、もう何も文句を言ってはいけないわね」

ということでした。

内陸の被害の少なかった盛岡ですらようやく電気が復活した、という状況。

沿岸部の、あの大津波が襲い、一瞬のうちにがれきの山と化した町には電気どころか必要な食糧も水も届いておらず、1個のおにぎりと4人でわけあって食べているという状態で、避難されている方たちには身内の安否すらわからないという方が数多くいます。

三陸地方は、1960年のチリ津波で大変な被害を出し、以降、津波に対する備えはどの地方よりもしっかりとしてきたところです。
実際にかの地へ行ってみると、高さが最低でも8メートル、ほとんどのところが10メートルの高さの防潮堤を築いていて、いざ大地震、津波というときには鉄の扉を閉め、津波から町を、住民を守るようになっています。
港ですらその防潮堤の先に作ってあり、今回被害にあった地域の方たちは、まさか津波で町がなくなるなど誰も思っていなかったはずです。

ですが、今回の大地震と津波は、そんな住民たちの思いをはるかに超えていました。
地震が起こってわずか9分後にやってきた津波の第一波。
それすら津波には慣れているはずの三陸の人たちにも想定外のことだったに違いありません。
一番高い波で20メートルはあったのではないか?ということが言われていますが、あの堅固な防潮堤を軽く超えてきたのですから、あながち間違いではないのではないか、と思います。

本当に今回のこの災害は、誰もが信じられない状況で起こり、被害にあった方たちにはかける言葉もない状態にあります。

そんな状態の中で・・・
本当にそんな状態の中で・・・

なんで、なんで、バカみたいに毎日、いえ一日に何度も、どうでもよい情報を書き連ね、祈っているだとか、守っていこうだとか、おためごかしが言えるのか、自分はこんなに優しい、ほらあなたたちのことをこんなに考えているのよみたいなことが言えるのか・・・
私は理解に苦しむ・・・
この未曾有の災害すら、自分のイメージアップ、自分の売り込みに使うというその姿勢、どこが優しい、どこが親切?

ふざけるんじゃないっ!!!

私の知り合いは、娘の友人は、自分の意思にかかわらず、津波に流されて、どこかがれきの下にいるかもしれないのだ。
そして、家族を全部失い、たった一人になってしまっているのかもしれないのだ。

今回の地震と津波の災害については、もう書くことはないと思うけれど、というより書けないと思うけれど、それでも心底打ちのめされている人間にとって、見せかけの親切、みせかけの優しさ、みせかけの同情、そんなものは不愉快以外の何ものでもない。

そこまでいろんな情報を持っているなら!
じゃあ、現地に行って、それこそお好きな献身的(!)なボランティアをなさったらいかがか?
ブログに書いても被災地の方たちは、電気が来ていないのだから、見ることはできないのだよ。
やれもしないことを、まるで自分が先頭にたって行っているかのような文章は片腹痛い。

私ははっきり言うけれど、それは決して自慢に出来ることではないけれど、今回のこの災害について、本当に何もできない。
出来るすれば、着ていないダウンコートや使っていない毛布を被災地へ送るとか、赤十字への寄付(そう、断然赤十字!)くらいだ。
そんな自分を本当に情けなく、悲しく思うけれど、だけどそれが本当のことなのだ。

今から20数年前、2年半暮らした、私には本当に優しい土地だった岩手。
その岩手の人たちが悲しい悲鳴を上げている今、私にできることは、わずかなことだけれど、だけど、これだけは胸を張って言える。
私は、私に優しかった岩手に対して、決しておためごかしは言わないし、みせかけの優しさも親切も同情も言わないし、しない。
TVの悲惨な画面を見て、泣くことしかできないけれど、だけど、その気持ちにウソは決してない。

あ、お断りしておきますが、私とリンクを貼っているブログ友のみなさんのことでは決してありませんので・・・
そこらへんは誤解のなきよう・・・^^;
ええ、たまたま読んでしまった、なんだこれ?なブログについて・・・ですので・・・
人の不幸すら自分のイメージアップ、売り込みに使おうというそのブログの持ち主に対して、私にとっては本当に大事な土地のことだけに、怒りが収まらなかった・・・だけですのでね・・・


最後に・・・この人の、この表情と思い・・・

この記事を読んだとき、娘と二人、泣きました・・・
by ank-nefertiti | 2011-03-15 22:15 | 考えること