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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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落語のような・・・「たい焼き」話^^;

昨日、仕事から帰ってきた娘の手に小さな箱・・・
私は、ケーキ???と思いました。

ところが・・・
出てきたのは・・・

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たい焼き!

なんで???

娘曰く・・・

「買いたくて買ったんじゃないの。成りゆきで買うことになったの・・・」

はい???

仕事の帰り、最寄りの駅の駅ビルに入っている本屋に、ある本を探しに行ったらしいのです。
駅ビル、2軒が渡り廊下でつながっていて、両方に本屋さんが入っています。
まず、駅のすぐ上のビルにある本屋へ行ってみたら、目指す本がなく、隣のビルの本屋に探しに・・・
ところがそこにもなくて、がっかりした娘は、本人が言うには、かなり憮然とした表情で地下まで下りて、家の方向に出る階段めがけ歩いていたんだそうです。

すると・・・

「おいっ!そこのねえちゃん!」

と声が聞こえた・・・

「え?」と思わず振り返った娘。

ビルをつなぐ通路に、新しく銀座「桜家」というたい焼き屋さんが出来て、そのお店の前に60歳くらいの男性がおり、娘に向かって

「おおっ、そうだよ、ねえちゃん!」

とニコニコしながら言った・・・

「たい焼きご馳走してやるよっ!どれがよいんだいっ?」

娘びっくり!!!

思わず、「あ、いえ・・・そんな・・・」とモジモジと答えたら、件の男性は

「ねえちゃんっ、人の親切は素直にうけるもんだよっ!どれがいいんだいっ?はやくおしよ!」

たい焼き屋さんも、事の成り行きに困惑気味の表情。

娘は、なんだか断ってはいけないのじゃないか、という思いにかられ、とにかく一番お値段の安いものをと

「じゃあ、すみません、薄皮たい焼きで」

「そうこなくっちゃ!じゃあこのおねえちゃんに薄皮たい焼き一つ焼いてやっておくれ!」

そこで、男性がすでに注文していたたい焼きは出来上がり、箱に入れられてお店の人が男性に渡したのだそうですが、男性は、娘に

「ここにあんたの分のお金も置いておくから!ゆっくりおあがりよ!」

と言って、立ち去ったのだとか・・・

お店の人が、薄皮たい焼きを焼いてくれて、「どうぞ」」と渡してくれたのだそうですが、「あの人はなんだったんでしょうね?」と言ったそうです。

一瞬、娘はお店のサクラなのかな?と思ったそうですが、お店の人も困惑しているし、一体全体なんで自分にあの人はたい焼きをご馳走してくれたんだろう?と狐につままれたようで、その場からただたい焼きを食べて立ち去るのも・・・で、ついつい「お試しセット」なるたい焼きを買ってしまった、と言いました。

「ねえ、やっぱりサクラだったんだと思う?」

と聞く娘に

「うーん・・・だけど、多分、その人、あなたを社会人だと絶対に思わなかったことだけは確かだと思う。お腹を空かせている大学生か高校生くらいに思ったんじゃないの?」

はい、うちの娘、社会人にはまるで見えません・・・
女の子ですが、お化粧をしているわけじゃなく、洋服も普通の社会人の女性が着るようなものは着ていないのです。
昨日の恰好も、PコートのようなコートにGパンで・・・
まるで服装自由な高校の生徒か大学の体育会系の学生みたい・・・(それが許される職場なんです)

「ああ、やっぱりそうだよね・・・お店の人とも話したんだけど、あのおじさんは、ご馳走してやらなきゃ!って思ったんだよね、きっと・・・」

otosanが言いました。

「だけどさ、ねえちゃん!って言われてよかったじゃない?女の子だと認めたわけでしょ?男の子だって思われなかったんだもの」

ああ、そういう考えもあるんだね!

今回は、たい焼き屋さんで、その場で焼いてくれるたい焼きでよかったけれど、「ねえちゃんっ!」って声かけられて、「遠慮するんじゃないよっ!」と言われても、時と場合によっては遠慮した方がよいことが多いのだ、ということ、肝に銘じておいてね!

しかし・・・
まるで落語のような話です。
おまけにその男性の言葉使いが、まるで落語に出てくるはっつぁん、くまさんみたい・・・
娘に聞くと、普通の恰好をした男性だったようですが・・・
by ank-nefertiti | 2011-01-15 18:15 | 徒然