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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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あってはならないこと。

法治国家として、絶対にあってはならないことが起こった。

証拠を改ざんし、逮捕されたのは、なんと検察官、それも主任。

多くの重要事件を手がけた、辣腕といわれる検察主任の逮捕劇は、前代未聞。

どうしてこんなことが起こったのか?

それは今の日本の司法試験に、そして法曹の世界に問題があるから・・・だと私は思う。

そもそも、一番難しい国家試験である司法試験。
これに合格するためには、ひたすら勉強しなければならない。
冗談のように20時間勉強すれば合格する可能性が高くなるが、19時間なら落ちる、と言われる試験。

それに合格する人たちは、確かにお勉強はできるし、優秀なのだろう。
優秀なのだろうけれど、人として本来持っていなければならないものを、彼らは持っていないように思う。

ときどき言われる、民意と判決の乖離。
明らかにおかしい、と思われる判決を言い渡す裁判官が、最近は増えた。
それは刑事事件だけでなく民事事件においてもなのだ。
明らかに事実誤認、という判断に基づいて下される判決・・・
一体どうしてそんなことが起こるのだろう?

法律は、常に正しいものの味方であり、弱いものの味方であるはず・・・
そうであるために存在するはずなのに、それを用いる人たちが、それを正しく使わなければ、何の意味もない。

哀しいかな今の日本の法曹界には、どうも正しく使う人間がいないようだ。

社会人として、人間として、持っていなければならないもの、それを彼らは持っていないのだ。
検察官も、裁判官も、司法試験を優秀な成績で合格し、なおかつ司法修習を非常に優秀な成績で終えないと、いくら希望をだしても任官はできない。
当然に年齢制限も存在する。

正しい判断をするためには、それなりの経験も必要であるはずなのだが、彼らにはその『経験』がない。
あるのは知識だけで、肝心な『経験』がないのだ。

今回の事件も、起こったことの原因はそういう法曹の世界が抱える、一番基本的なことにあると言っても過言でない、と思うのは私だけだろうか・・・

今回は、検察が描く事件のストーリーに沿うように、担当検事が証拠を改ざんした、というものなのだが、彼個人だけの問題かと言えば決してそんなことはない。
そもそも検察は組織として動いている。
組織として動いている以上、証拠隠滅ということを、何の疑いもなく行った検事がいた、ということは、その組織自体がかなり腐っている、ということにもなる。

人を罪びととして追及する以上、その追及をする人間は襟をただし、真摯でなくてはならないと思うが、今の司法試験、司法修習では、そんなことは教えない。
いや、教えているのかもしれないが、教わる方にそれを理解する素養がなければ、何にもならない。

これからはますますこの手の法曹人が増えるのではないだろうか。
なぜなら、現行の司法試験が終了した後、司法試験を受けることができるようになるためには、異常に高い授業料を要求する法科大学院へ行かなくてはならないからだ。
そこへ進学できるのは、親にお金の余裕がある富裕層だけ、ということになる。
政治の世界だけなく、法曹の世界も二世、三世がはばをきかす時がくることは間違いない。
そうすると、貧しさも知らず、苦労も知らず(司法試験は苦労でもなんでもない)に、勉強だけして暮らしていたお坊ちゃま、お嬢ちゃまだけが、試験をうける資格を持つようになる。
そして、司法の世界へと出ていくのだ。

正直、恐ろしいこと、と私は思う。

最高検には、徹底的に捜査をしてもらいたい。
前田検事だけで、済ますことなく、この事件にかかわった検察官すべて、大阪地検特捜部全員をきちんと調べるべきと思う。
身内に甘く、などということが決してないように。

検察の姿勢が問われている事件なのだから。

日本の正義が問われている事件なのだから。

そして、日本の法曹界すべての姿勢が問われている事件なのだから!
by ank-nefertiti | 2010-09-22 00:19 | 考えること