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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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亀井広忠プロデュース・能楽囃子舞台「三番叟」

大手町の新しくなった日経ホールへ、大鼓の亀井広忠さんがプロデュースした、能楽の舞台を観に行ってきました。

亀井広忠さんは、人間国宝である、同じく能楽囃子・葛野流大鼓方亀井忠雄さんの長男。
気鋭の能楽囃子・大鼓方です。

その広忠さんが、父親である忠雄さんと、盟友である狂言の野村萬斎さん、そして萬斎さんのお父さんでこれまた人間国宝の野村万作さんとの競演によるプログラムを作りました。

日経ホールが新しくなったことへのお祝いの意味も込めて、お目出た尽くしの演目です。

まずは、お能の「翁」の中で演じられる、「三番叟」。
シテを萬斎さん、大鼓を広忠さんで。
若々しい三番叟!

そして、舞囃子「菊慈童」遊舞之楽。
シテにお能の第一人者で国宝の梅若玄祥さん、大鼓に忠雄さん。
玄祥さんのシテの貫禄のあること!
そして忠雄さんの大鼓のなんと味のあることでしょう!

最後に狂言「三本柱」
シテに万作さん、大鼓は広忠さん。
もうもうさすが!としか言いようのない万作さんの舞台。
所作といい、声といい、舞台の空気が変わりました。

実は20年ほど前に盛岡で、万作さん、萬斎さん(当時はまだ本名でした)競演の舞台を観ています。
万作さんは確か釣狐を、萬斎さんは蝸牛を演じました。
その時も素晴らしい舞台でしたが、今夜のお二人はますます進歩した芸で観客を魅了しました。

これはもうプロデュースをされた広忠さんへお礼を言うしかありません。
広忠さんが途中で挨拶をされて、親であり師である万作さんと忠雄さんに勝てるわけがない、とんでもないことを企画してしまいました、とおっしゃいましたが、超えることができない偉大な親二人に常に果敢に挑戦している、萬斎さんと広忠さんの真摯な姿も清清しく、秋の夜、日本の伝統芸能の素晴らしさを満喫しました。

狂言を観て笑えない人は、日本人ではない、と私は密かに思っています^^;
お能を観て、その研ぎ澄まされた、無駄を一切省いた世界に美しさを感じられない人は、これまた日本人ではない、とも思います。
ますますその思いを強くした、邦楽に酔いしれた夜でした。
by ank-nefertiti | 2009-10-06 01:30 | 観劇・映画