八ヶ岳高原ロッジ、そして八ヶ岳音楽堂
なんで???
実は、このロッジが管理している、「八ヶ岳音楽堂」で小山実稚恵さんのリサイタルがあったから・・・なんです。
この音楽堂は250名収容の森のなかにある素敵なホールで、一度ここであるコンサートへ行きたいな、と思っていたら、実稚恵さんがリサイタルをする、というので、では!と夫と出かけてきました。
ですが、昨日はあいにくの雨・・・
雨の中に佇む高原ロッジ。
ロッジの中にはたくさんの花と、こんなオブジェが飾れています。
音楽堂のホール。。。
大きなガラスの窓から見える森が、このホールの背景・・・
今回は、新しくスタインウェイがホールにおかれることになったので、そのピアノのお披露目のリサイタル。
スタインウェイと言えば実稚恵さん。
もともとあったピアノにある錚々たるピアニストのサイン
音楽堂が出来るときに、たくさんのアドヴァイスをしたリヒテルのサインもあります。
演奏会はいつにもまして素晴らしかった!
「アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズ」、この曲は実稚恵さんの演奏で一体どれだけ聴いてきたでしょう!
でも、昨日の演奏はこれまでのどれにもまして素晴らしく、弾いている実稚恵さんが本当に楽しそうで、体中が歌っている、そんな感じでした。
それは実稚恵さんのお母様も感じられたそうで、演奏会後のパーティでお母様とお話をさせていただいたときに、「自分の娘の演奏なのですけれど、今日のアンダンテ・・・は、胸にぐっとくるものがありました。」とおっしゃっていらっしゃいました。
大自然の中に建つこのホールは演奏家の心を開放して、その演奏に大きな力を与えるようです・・・
演奏後の実稚恵さんがいつの以上の笑顔で、なんとアンコールを4曲も弾いてくれた、ということ、そしてどの演奏もいつも以上にのびやかで、リリカルだったことがそのよい証拠・・・
今回の演奏会の企画をされた、MさんとYさん。
お二人は以前からよく存じ上げている方たちなのですが、彼女たちの満足そうな笑顔がとても印象的でした。