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イタリア大好き!な働く主婦が綴る日々の雑感、独り言♪                HN 杏

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軽井沢の不思議な家

ながーい記事を書いたのですが、なぜか消えてしまった・・・
気を取り直して・・・

軽井沢高原文庫で行なわれた、高原の文学サロンへ行ってきました。
今回も夫と一緒です~

今回は

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辻邦生さんの奥様、佐保子さんと辻さんの軽井沢の山荘の設計をされた、建築家の磯崎新さんとの対談♪
この機会を逃したら、私はもう佐保子さんにお目にかかることはない!と思って、このサロンを知った時、すぐに文庫に電話をして、予約をしました。

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高原文庫の裏庭、というより森の中で行なわれた対談。。。

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佐保子さんと磯崎さん。。。

元々軽井沢はあまりにスノッブすぎる、とお好きじゃなかった辻さんが軽井沢に山荘を持たれた理由。
とっても面白いそのエピソードに笑ってしまいました。

たくさんの辻さんの素顔がお二人の対談からわかって、楽しい時間でした。

「リスちゃんにどうしても会いたくて富山からきたんですよ」
と私の隣に座られた品の良い老婦人がおっしゃいました。
そして、「西行花伝」は、買ってあるけれど、まだ読めていない。
なぜなら、あの作品は姿勢を正して、覚悟を決めないと読めないから・・・と。
それくらい大きな作品なのだ、とも。
辻さんに関することを色々とお話したら、よくご存知ね、と言われ、お帰りになるときに、「ありがとう、楽しかったです」と言ってくださいました。
こちらこそ!こちらこそ辻さんのお話ができて本当に嬉しかったです。
富山から軽井沢まで大変でいらしたでしょうに、リスちゃん(佐保子さんのこと)に会いたい、というその一心でいらして、リスちゃんの楽しいお話をお聴きになられて、本当によかったですね。。。

対談が終わったあと、佐保子さんにご挨拶がしたくて、列に並びましたが、私の数人前で、佐保子さんが「このあたりでお仕舞いにさせていただいてもよいかしら。とても疲れてしまったの」とおっしゃって、きちんとご挨拶できなかったのが残念でなりません。。。(夫が旧知の磯崎さんにご挨拶をするので、一緒に磯崎さんにご挨拶をしに行っていたら、長蛇の列になっていました。。。)
きっと、この会が佐保子さんにお目にかかれる最後のチャンスだった・・・

佐保子さんは私が想像したとおりの方でした。
30数年前、大学祭での講演をお願いするために、辻家へお電話をしたとき、電話口に出ていらしたときと同じ声。
講演は叶いませんでしたが、そのときの佐保子さんの言葉は今でも一言一句覚えています。

「没後10年と聞くと、とてもショックです。ああ、私はまだ生きてるんだわ、と思って」
と最初のご挨拶でおっしゃいましたが、それはきっと天国の辻さんが「僕がし残したことを全部片付けてきてね」とおっしゃっているから、まだまだご用事があるから・・・だ、と私は思います。

ああ、そんなお話をしたかったな。。。
そして、私がどんなに辻邦生という作家を愛しているか・・・も・・・
by ank-nefertiti | 2009-08-22 23:47 | 徒然