行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って オペラ「ナブッコ」
去年の今頃、daisyさんがご主人様とイタリアへ旅をされて、ヴェローナの野外劇場でこのオペラをご覧になられた、という記事をブログに書いていらして、ああよいなぁ!と指をくわえて拝見していました。
そのナブッコが放送されていたので、思わず今日の仕事にさしつかえる!と思いながら、最後まで見てしまい、今日はもう眠くて仕方ありません~^^;
このオペラは、ヴェルディの第3作目のオペラで、1842年3月9日にミラノ・スカラ座で初演されました。
当時、イタリアはオーストリアの支配下にあって、独立運動の真っ盛り。
このオペラの第三幕の第二場で歌われる
VA PENSIERO SULL´ALI DORATE
は、イタリアの第二の国歌とも言われいて、トリノオリンピックの閉会式でも歌われました。
この歌が第二の国家といわれるようになったいきさつは、この歌の歌詞、「Oh, mia patria sì bella e perduta!(おお、あんなにも美しく失われた我がふるさと)」にある、と言われていますが、諸説あるようです。
それでも、この歌のメロディの美しさと故郷を想う囚われの民の心を歌う歌詞の美しさは、当時のイタリアの人々の心にきっとぴったりと寄り添ったに違いありません。
いつかこのオペラを、ヴェローナへ聴きに行きたい、とTVの画面を見ながら思いました。
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さて、話はまるで変わりますが・・・
私が不言実行ではなく、有言実行の人だということは、親しい方はとっくにご存知か、と思います(え?知らない???)
言ったことは必ずやる、出来ないことは絶対に言わない。
これは私のモットーでもあります。
「出来もしないことを言うことはみっともないこと・・・」
小さな時から常に両親から言われ続けた言葉。
だから、イタリアへ行く、と言ったら、絶対に行くし、kazuちゃんのB&Bへお邪魔する、と言ったら、絶対にお邪魔する、今年のイタリア旅行がそうでした。
そして
「身のほどを知っていなさい」
これも両親から言われ続けた言葉。
私の回りには、それこそ羨ましいような生活をしている友人も数多くいますが、私には私の「身のほど」があるので、彼女たちと同じ生活をしようとは思いませんし、また出来ません。
この「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」を聴くと、歌詞の意味とはまるで違いますが、私は私の人生への想いを黄金の翼に乗せて生きていきたい、と思うのです。
かつて、大学時代の恩師が
「神様はすべてに平等、一人にだけ光をあてる、ということはけしてなさらない。いつかあなたに光があたる時が来ます。その日を信じて今日をしっかりと生きなさい」
と私に言ってくださったことがあります。
私に光があたる日がくるのかどうか、それがどんな光なのか、それは誰にもわからない、神様だけがご存知、と思いますが、私は自分に与えられたもののなかで、恩師が私に下さった言葉のとおりに今日を地道に、そして黄金の翼に想いを乗せて生きていきたいと心から思います。
誕生月の最後の日、ときどき顔をもたげる「固い記事が書きたい」病が再発し。。。
少しも面白くない記事になりました。
たまにはよいかな、こんな固くて面白くないものも・・・
考える事をやめたら、おサルと一緒だものね。。。